虚ノ少女をクリアしました

Innocent Greyが贈るサイコミステリィAVG第6弾「虚ノ少女」2013年2月8日発売!

↑公式サイトはこちら。

前作「殻ノ少女」の続編になります。

なので前作をやらないと、もっと言えば「カルタグラ~ツキ狂イノ病~」もやらないと楽しめないのですが、困ったことにお得だったはずのPC版BOX「PARANOIA(パラノイア)」を含め軒並み高騰&品薄状態です…。

一応DVDPG版がそこそこの値段で買えるのでシステム的にどうかはわかりませんがこちらのほうがお勧めでしょうかね。あとは近所の中古屋さん。

Innocent Grey Mystery Collection ~殻ノ少女&ピアニッシモ&カルタグラ~ (DVDPG)

あと殻ノ少女だけはDL販売も見つけました。なぜカルタグラはないのか…。

虚ノ少女 初回限定版 [アダルト] ¥ 8,353

本作「虚ノ少女」ですが、基本的には前作までの推理小説テイストを踏襲しています。単純に小説の続編を読んでいるような感じです。

前作の主人公だった時坂さんは主人公のままですが、本作から真崎智之という第二の主人公とも言える人物が登場し、視点は切り替わりながらもほぼ彼を中心に物語が進んでいきます。序盤と中盤には過去篇として真崎の故郷である人形集落での出来事が描写され、過去から現在への関わりなど伏線が多く奥深いストーリーになっています。

このあたりは体験版でも感じられるので是非やってみてください。この体験版は本編の前日譚になっており、本編には含まれません。(ですのでやっておかないと若干置いてけぼりをくらいます)

随所で挿入される推理パートや捜査パートですが、前作に比べればさほど難しくはありません。1周目のあるエンディングを見たあと最初からプレイすることでTRUEエンドへ進める仕組みですが、何も見ずにやっても1周目はちゃんと出来ました。コンプは攻略なしにはちょっとつらいです、例によってどこにいるかわからないヒロインをストーカー()しないといけないので。

そしてなんといってもボリュームがすごいです。色々他のことをやっていたとはいえ2013/02/08の発売日に買って一ヶ月後の今レビューを書いていることからもお察しください。

また立ち絵の表示速度に問題を抱えているので修正パッチは当てましょう。これはイノグレが出来た頃の時代背景から仕方ないこととはいえ、独自エンジンゆえの弱みでしょうか。当時は「細かいところに手が届く」ために各社独自エンジンを作っていたわけですが、今ではオープンなエンジン(吉里吉里など)が進化したためどうしても見劣りしてしまいます。それは「魔法使いの夜」などを見ても感じられることでしょう。VisualArt’sほどの規模で開発できればまた話は別なんですが。

閑話休題。

2周目ではシーンが追加されたりする(=ほぼ読んだ箇所でも既読箇所ではなくなる=スキップできなくなる)ため嬉しい悲鳴も上がりました。これも別のパッチを当てればスキップできるのですが、その場合CGが埋まりません。

総じて面白かったです。前作超えということで9.5点。残り0.5点は先の通りシステム面です。

しかし、本当にこれで終わったんでしょうかね…?

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