シェルノサージュ 土屋Dインタビュー記事と「謳無き丘へ」について

なんか世の中って悲しいことが多すぎると思うので夢が広がる話題を。

4Gamer.net ― プレイヤーは可能性次元における別の自分――PS Vita「シェルノサージュ」の壮大な構想とチャレンジを土屋 暁ディレクターに聞いた

まとめようと思ったのですが土屋さんのこれだけ長い貴重な語りをまとめてしまうのも忍びないので気になるかたは各々読んでください(ヽ’ω`)

個人的にはシャールの話す言語について、

土屋氏:
これも,今はまだ謎のままにしておいてください(笑)。

と含みを持たせているのでこれが第二の新言語なのか気になるところです。

オープニングの「謳無き丘へ」は一部地文語(仮称)で謳われていますけども、なんとなく古典的な雰囲気のする地文語に比べてシャールの話す言葉は全体的に丸いというかラ行が多いような印象を受けます。

そしてその問題の「謳無き丘へ」ですが以下が歌詞です。

Ah-.. wa-fen, tes, ye-ra jec,
aru-yan, gin-wa-fen;

a-z wa-fen-du chef-in yan=koh
wa-fen-du refu; hyu-me

fam wa-fen-ny
rei-yah-ea;

捧げるこの想いの波(は)は
ゆらりゆらり漂ひて

届くか 星となるか
空即是色の鳥のよう

溢れるこの想いの波(は)は
いろはにほへど いずこへ

メロディ的にはBメロ(サビの手前?)までで終わっている感じで、歌詞は地文語の部分は今のところの訳だと「世界(wa-fen)」「時間(tes)」「波動(yan)」という単語が頻出しています。ただwa-fen1つとってもkiu wa-fenと付くと「甲 世界(≒ラ・シェーラ側の世界)」という訳になるのでgin-wa-fenのginが何かわからないうちはなんとも言えません。

日本語の部分は【捧げる想いは不確でこれからどうなるのかわからない、例え想いがあったとしてもどこへいくのかわからない】なんていう感じの歌詞ですね。

ゲーム内で見られるコメントも、この通り

もう何かあると言っているようなものなので続きがあるのでしょうw

ここからは完全に趣味です。いやそれをいったら全部趣味ですが。

【空即是色】なんていう有名な仏教の用語も出ていてこれは「実体のない状態(空)こそが同時に万物の姿(色)でもある」というなんというか宇宙の真理を説こうとしている句です。また土屋さんの作品において鳥や花は想いや願い、生命の象徴として表現されることが多いので、【空即是色の鳥】は「ないようである想い」つまりはなかなか捉えきれない気持ちを謳っているんだと想います。

そういった不確かな想い、それが【いろはにほへど】 いずこへ…こちらも有名で仏教にも絡む「いろは歌」の一節ですが、読めばわかる通りこちらの世界でも意味が確定していません。強いて言うなら「想いが咲いてもどこへゆくのか」みたいな感じだと思います。鳥→花と来るんじゃないかな…という読みで。

そういったところで土屋さんのコメントにもあるとおり「謳無き丘へ」は皇位継承の儀を象徴する初めは万寿沙羅へと降りる不安、そして宇宙の真理を含めたお経のような一面もあり、謳う相手はそれこそ空即是色…世界や宇宙といった形のないものへと問いかける詩……なのかもしれません!?  考えるんじゃない、感じるんだ(結局いつものセリフ)

ホントはストーリーについてもうずうずしてるんですが、それはまあ時期尚早でしょう。

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